今まで作っていたアニメを大きく話を変えるため、変更前のプロットを書いておこうかと思います。
主人公は高校を出て上京してきた大学1年生の女の子アイ。
大学の入学式に遅刻しそうになり、走っているとT字路で青年ケンとぶつかる。
しばらくして二人は付き合うようになり日々を過ごすが、アイはケンにどこか懐かしさを感じるようになる。
ある日ケンはアイの前から唐突に姿を消した。
アイはケンに感じた懐かしさが何かを思い出す。
それは中学の時に死んでしまった親友の描いた小説にケンにであった日から今までがそっくりだったということ。
そしてアイは事態を把握し、記憶を遡る・・・。
まあ、ざっとこんな感じです。
この長さの文章だとある程度ボリュームがあるように思えますが、25分以上のストーリーの割には地味でした。
なので次はもう少し映像として面白そうなものを作りたいと思っています。
上のプロットに至るまでの10稿で没にした案や設定を生かすため、話を大幅に変えようかと。
・舞台は1999年7月
・CGを使うカットを大幅に追加
・ケンとアイを狙う謎の組織の存在
・その組織からの逃走
など、色々変えます。
ストーリーも25分~30分は、制作期間の割にクオリティを維持するのが難しかったので15分~20分程度まで短くしようかと。
ちなみに今回のプロットを読み上げてみると現時点で8分ほどでした。
脚本にしてみて、丁度いい時間になるといいんですが。
没になった原画も近いうちにアップしようかと思います。
(追記:アップしました)
他に得に書く事もないので時代背景のメモでも。
1999年を舞台にしていますが、雰囲気を出すために実際より古臭く描写する部分もあります(たまごっちやポケモン大ヒットなど)アイ以外の登場人物の喋り方についても、可能な限り80~90年代風に演技してもらえると助かります。
茶髪の人もぽつぽついますが、金髪、メッシュはまだ普及していません。
ディスコやクラブもまだ健在で夜の街にはドラッグディーラーや、チンピラがうろうろしています。
歩き煙草なども今ほど問題になっていないので、路上で喫煙してる人も多いです。
土曜日は半日授業です。
DVDが普及していないため、家庭ではビデオデッキかレーザーディスクが動いています。
デジカメも普及していないので現像が必要な使いきりカメラが主流
ポケベル
当時の高校生の必需品(すでに携帯に移行し始めていたが、本作ではあえて無視する)
ポケットベルが非行につながる可能性があると言われ、PTAなどはよく思っていなかった。
高校生の使用率は、女子68パーセント、男子32パーセントと、現在の携帯電話にはかなり劣る。
ベルトモなる友好関係もあった模様。
使用料は1カ月2500円と携帯よりかなりお手頃。
漢字、仮名交じりの長文50文字(笑)まで送れる
弱点は通信状態の悪いところで受信しにくいため、届くのが遅れることもあった。
ポケベルに連絡を入れるため公衆電話に並ぶこともしばしば
バイブが振動することを「ブルッた」というらしい
番号をベル番といい、ポケベルにメッセージを送ることを「ベルする」という
初めてのベルは公衆電話から自分でする
携帯
本作では当時の人間の携帯の呼び方をピッチに統一する(PHS簡易携帯電話)
1996~97年には低価格化が進行し、普及していたが本作では何故か普及していない
パソコン・インターネット
白いブラウン管モニターのパソコンが主流(実際にはもっとカッコいいのも出ていたが)
OSはWindows98か95が動いています。
回線に関しては低速回線のインターネットしか使えません(テキストはまあまあの速度で表示されますが、画像は凄くゆっくり表示されます)
インターネット中に電話をするとネットが切断されます
コギャル
ルーズソックス、ポケベル、たまごっちを装備した中学生や高校生
また、高校を卒業してなお制服を着て、コギャルに扮している者もいる
類似でヤマンバメイクも描写する。
若者の定義が、大学生から20代までから中高生に変わった頃です。
ギャル語が現在とは微妙に違うので注意してください
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