②動画作業
原画が出来たら動画作業です。
やり方は大きく分けて2通りあります。
・アナログ動画
・デジタル動画
の2パターンです。
(少数精鋭制作の場合、原画・動画・彩色・撮影のペースを誤った場合、後からとんでもない量の作業が待っているので要注意!)
ざっくり両方を説明していこうと思います。
動画と聞いて、上の画像のような絵を想像する方は多いのではないでしょうか。
かつて私はそうでした。
しかし、上の画像のようにしてしまうと、大きな問題が出てきます。
赤や青の線がデジタルで上手く分けられない
ということ。些細なようですが、大問題です。
一人か2人の制作なら、フォトショのアクションで完璧に分ける自作ツールを作っている方も居ました。
ただ、制作環境を集団でまとめる上で。全員がフォトショを持っている環境はなかなか現実的ではありません。
そこで、今回は簡単に塗りわけの効く方法を書こうかと思います。
↑色が薄くて見えにくいかもしれませんが、図を2つ掲載しました。
パソコンで塗り分けをしやすいように、紙媒体のうちに、用紙を2枚に分けてみました。
図①は主線のみです
図②は色分けのみ(コピー用紙でもいいのですが、私はトレーシングペーパーを使っています)
もう一枚、簡単な作画指示等があると描き易いです。
ポイントとして
○可能な限り均一な濃さ・太さの線を引く
スキャンしたときに問題になりやすいポイントです。
線の強弱は魅力的に表現するのに効果的ですが、枚数が多い場合には向いていません。
できるだけハッキリと細い線で描く事が重要です。
○線のと線の隙間を閉じる
色トレスでもいいので、隙間は最初に可能な限り閉じてください。
先に閉じてないと、後々地獄を見たりします。
忘れがちな部分で、白目と肌の塗りわけ、角の部分の処理等がされてないものをたびたび見ます。
○用紙の番号と「動画」「塗り分け」など指示を書いておく
これがないと、混乱する可能性大です。
○スキャン時に紙のシワをなるべく避け、主線を綺麗にスキャンすること
集団の場合、スキャン担当を決めたほうがいいかもしれません。
なるべく1台のスキャナーを使うこと
あまり見たことがないような動画の絵になってると思います^^;
灰色の部分に説明をいくつか書き込みました。
「これなら最初から彩色しちゃったほうが早いんじゃない?」と思う方も多いかもしれません。
少人数の制作なら、それでもまったく問題はありません。
しかし、集団制作の場合や、分業が必要な場合、バケツ塗りでこのようにザックリ塗ってあったほうが、色指定を後からしやすいです。
そして、何よりのメリットが、鉛筆ツール等で塗りつぶすより、バケツ塗りの方が簡単に出来るということ。
ポイントは
○2値のジャギー線で引く
後からアンチエイリアスはかけられるので、ジャギー線で引いたほうが塗りやすいです。
○保存形式は画像が劣化しないものにする。
よくあるミスなのですが、せっかくジャギー線で引いたのにjpeg保存等で、線が劣化して塗りにくくなっていることがあります。PSDやPNGがお勧め
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sex telefon (金曜日, 03 11月 2017 20:06)
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